地震予測

災害での避難所生活の注意点とポイント

災害時に自宅が使用できなくなった場合、避難所での生活が必要になります。

これまでの災害では、避難生活中に命を落とすケースが増えています。避難生活を乗り越えるためには、「避難者」と「避難所の運営者」の両方が留意すべき重要なポイントがあります。

また、避難所での留意事項、病気や症状に応じた処理方法、そして日常的な予防策と備えについて知っておくこともとても大事です。

避難所生活のポイント

現在、災害の発生が予測できない中で、避難所での生活に不安を感じる方も多いかもしれません。本記事では、過去の災害を経験した人々の実話をもとに、避難所での課題やストレス軽減のためのヒントを提供しています。同時に、健康維持に必要なアイテムについても紹介しており、これらは防災グッズの備える際の有益な参考となります。

生活場所に関しての注意点とポイント

トイレ

避難所の共用トイレは環境が劣化しやすく、集団感染の原因となります。また、トイレの不足や仮設トイレの障害があることから、高齢者などがトイレの利用を抑制し、結果として水分や食事を制限することで体調が悪化する可能性もあります。

ポイント

  • 我慢せず定期的にトイレに行くようにする
  • 使用前後は手洗い・消毒の徹底
  • 盗難や性犯罪など合わないよう夜間などの利用時は数人で行動する

寝台・ベッド

エコノミークラス症候群などを避けるため、現在では避難所などにダンボールベッドが用意されることが多くなりました。段ボールベッドは、床にそのまま毛布を引くより、10度ほど温かくなります。

もし避難所に段ボールベッドが無い場合には、自身で簡易的に作成すべきです。

喫煙

共同生活になるので、喫煙は必ず所定の場所で行うようにしましょう。

ストレス対策

避難所での未経験の集団生活が原因で、ストレスが蓄積し、心身に悪影響を及ぼしたり、人間関係にトラブルを引き起こす場合があります。ストレス対策を考慮して行動してください。

ポイント

  • プライバシー保護に仕切りを作る
  • トイレや水分補給、睡眠など我慢しないようにする
  • 外に出れない場合には、その場でストレッチなど身体を動かす

車中泊の場合

平成28年の熊本地震では、余震や避難所の不安から多くの人が車内で寝泊まりしていました。しかし、狭い車内生活にはエコノミークラス症候群や一酸化炭素中毒のリスクが伴い、死亡例も発生しました。車内での滞在時はリスクを認識し、長期的な利用は避けるようにしてください。

ポイント

  • 車内でも、施錠やプライバシー保護としてシートを張るなど防犯対策する
  • トイレや水分補給、睡眠など我慢しないようにする
  • 長時間同じ体勢にならないように工夫する。
  • エンジンのつけっぱなしに注意する。

水・食料に関しての注意点とポイント

食事

支援物資は主におにぎりやパンなどの炭水化物中心の食事が提供されやすい傾向があります。栄養バランスの取れた食事を心がけ、同時に食中毒にも充分な注意を払いましょう。

ポイント

  • 食手時の前後は手洗い・消毒の徹底
  • 基本的に加熱調理を行う
  • 避難所では、食べ残しは保管しないこと

衛生環境に関しての注意点とポイント

感染症対策

避難所での集団生活は感染症の広がりやすさや、通常とは異なる環境での生活による様々なストレスが影響します。これにより体力が低下しやすくなります。自身だけでなく周囲の人のためにも、衛生管理に留意した生活を心がけましょう。

ポイント

  • 水分を摂取し、トイレに行くことで身体の体力低下や 免疫力低下を防ぐ
  • 窓があれば換気、無ければ定期的に外気に触れるようにする
  • こまめに消毒を行う。

避難所生活での「我慢」は危険!!

災害で身近な人を失い、住む場所も喪失し、さらに避難所での集団生活に直面すると、予想以上のストレスが生じます。

「他の人に迷惑をかけないようにしなければ…」

「自分より弱っている人もいるから、食事や水を我慢しなければ…」

「他の人がやってないから、我慢しなければ…」

など、無理に頑張ると心も身体も壊してしまいます

困難やつらさがあれば、感情を抑えずに身近な人や専門家に相談してください。

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